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排卵痛について

 
排卵痛とは、排卵期におこる痛みのことで、卵胞という卵子を入れる袋が破裂する少し前から破裂するころにかけて下腹部が痛くなるものです。
そもそも排卵とは、成熟した卵胞が裂けて卵子を放出する月経周期の過程のことです。
なかなか破裂せずに通常より卵胞が大きくなってから排卵が起こると耐え難いほどの強い排卵痛となる場合もありますが、通常は卵胞が直径2cmぐらいのときに破裂します。
排卵痛の原因は2種類あって、排卵のときに卵巣の表面が破れることで起きる排卵痛と、卵胞が破れるときに少量の卵胞液や血液が出て、それらの液体がお腹の下の方の腹膜にたまったことで腹膜を刺激して起きる排卵痛とがあります。
2つめのケースでは、痛みがお尻の肛門近くまで広がるように感じる場合もあります。
卵巣は左右両方にありますが、どちらからの排卵かに関わらず、痛みを感じる神経の関係で左下腹部が痛むことが多いです。
排卵痛の痛みの程度や症状、時期には個人差があります。

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